よく「足の血管が浮き出ている」という表現をされますが、足(下肢)の静脈が太く、浮き出ているものを「下肢静脈瘤」といいます。以下に代表的な写真をいくつか挙げてみます。
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伏在静脈瘤
側枝静脈瘤
網の目状静脈瘤
クモの巣状静脈瘤

多くの静脈瘤は、上で説明した静脈(特に伏在静脈と言われる血管)の弁が壊れるために発生します。

弁が正常に働かないと、血液は逆流することになり、足の方に血液が溜まります。その結果、静脈は拡張し、静脈瘤ができてくるのです。



まったく症状の出ない人もいますが、代表的なものは、

1.足がむくむ(とくに夕方以降)
2.足がだるく、重い。
3.足が痛いまたは火照る。
4.足がつる。

などがあげられます。もっと症状が進行すると、湿疹ができたり、色素沈着、潰瘍ができたりします。また同時に、静脈瘤は美容的な悩みの原因にもなります。



静脈瘤のできやすい人を下に挙げます。

1、女性に多い。また、年齢とともに増加。
2、遺伝的な要因が強い。親や姉妹に静脈瘤のある人におこりやすい。
3、妊娠、分娩をきっかけにして静脈瘤ができやすい。
4、立ち仕事に従事する人に多く、また進行しやすい。




血管には大きく分けて「動脈」と「静脈」があります。心臓から足へ向かう血管を「動脈」、足から心臓に帰ってくる血管を「静脈」といいます。静脈内では血液は足から重力に逆らって帰ってくるため、血液はその重みで下の方へ戻ろうとします。この下への逆流を食い止めているのが、下図に示す静脈の弁なのです。この弁のおかげで血液は上向きの一方通行の流れとして保たれているのです。




静脈瘤の治療には大きく3つあります。
「弾性ストッキング」、「ストリッピング手術」、「硬化療法」です。
レーザーを使った治療法もありますが、治療成績が不安定かつ保険が効かないため、当院では行っておりません。

●弾性ストッキング
弾性ストッキングは、血液が足に貯留しないように、静脈瘤を強く圧迫するものです。これにより静脈還流を改善させるのが大きな目的です。弾性ストッキングは静脈瘤治療だけでなく、予防にも大きな効果を発揮します。現在では用途に合わせて様々な種類のストッキングが市販されています。

●ストリッピング手術
ストリッピング手術は約100年の歴史ある手術です。手術は、伏在静脈を引き抜き、さらに小さい皮膚切開により静脈瘤を切除するものです。どんな大きな静脈瘤でも確実に処理できます。切開数は個人差もありますが、平均3〜4ヶ所、切開の大きさは平均約2cm程度です。多くは下半身麻酔で行います。(希望により全身麻酔にする事も可能です)。たいがい翌日より歩行できます。約3日程度で退院することが可能です。

●硬化療法
硬化療法は、直接静脈瘤に薬(硬化剤)を注入するものです。
硬化剤により静脈が損傷され、静脈がペシャンコになります。こうなると静脈瘤は小さく目立たなくなり、血液が溜まらないために、だるさやむくみが無くなります。硬化療法のあとに、注射をした部位にしこりや色素沈着がおこることもありますが、次第に薄くなり消滅します。効果療法は、静脈瘤ができ始めの人や、クモ状の静脈瘤のような人には最も良い方法です。効果療法に要する時間は、1回につき10分〜15分程度です。治療箇所が多い場合には数回に分けることもあります。




当院では、患者さん一人一人に症状を説明し、希望に沿った治療法を選択するようにしています。


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午後2時〜午後7時 × ×
午後3時〜午後5時

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